藪の中の猫〜こんなところに!

神田川沿いを歩いていると藪の奥に猫が入り込んでいくのが見えた。野良猫というものを見かけなくなり、随分と経つ。珍しいなと思い覗き込むと、藪の奥からキジトラ猫が一匹、よじ登り始めた。どうしてこんなところに出てきたんだろう?こんなところにいたくなかったからなのに!!!とつぶやき声は、小説ほどには多弁ではない。猫を眺めていると、アップに耐えうる人はあまりいないが、猫はアップで眺めていられるものだな!と思った。飼っていた猫は、死んでしまい随分と経つのだが、人間よりかなり無防備で頼りない。親切にもあいやすいと猫自体が罵り始めたりもするのだが、猫が罵り(人間の問題ではない)、罵りすぎると人間が親切だったという話を蔓延させてしまったらしいのだ。罵りながら、猫は人間に愛でられるからそうならない!!と言うのだが、やはり人間を猫のようにしてしまうわけにはいかないので、人間はそんな愛でられ方でらない。そんな人間とくっきり違うからだと言う話を猫にわかるように説明することもあるのだが、理解した猫は怨み始めた。怨!である。化け猫という怪談はあるが、化けて出るや化けて悪いことをするなどが激化し過ぎてしまったのではなかろうか。猫は飼うにはいいが、あまりに頼りなく狂人になりやすい。
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